上げる

理由はわからないが、

この人に会うとなぜか気分が上がる、

やる気が出る、そういう人がいる。


職場にもいる。

パルクールの先生もそう。


そういう人たちはみんな共通して、元気だ。

そして楽しそうだし、自信にあふれている。


わたしという存在を、受け入れてますよ

そんな感じで言葉や表情をこちらにくれる。


実際に、「今日会えて良かった」との言葉をくれたことも、ある。

そんなこと、なかなか言えないぜ?



先日、勤務先で講習があった。

コミュニケーション、おもにコーチングの内容。

いかに会話の中から、相手のやる気や能力を引き出すか、という技術の話。


聞き上手になろう、なぜなら人はみんな受け入れてほしいからである、そのためのノウハウ。

コツは、聞きに徹して、否定をしないことだそうだ。


たしかに、聞いてくれる人にはいろいろ話してしまうし、心を開いてしまう気がする。


だけども、聞くのがただうまいだけの人に対して、なんか元気出ちゃう話し方のできる人って、違いはなんなんだろう。


オーラと言ってしまうのはちょっと逃げな気がする。


パルクールの先生方は、言葉だけじゃなくて実践をする。ものすごく実践する。

目の前でぐるんぐるん飛び回る。超人みたいな動きを何事もないようにやってしまう。

ちょっと自分と遠い存在かも、、、

そんな凄い人が、自分を受け入れて話を聞いてくれる。

その嬉しさで昂ぶるのかもしれない。


尊敬する人が、自分を認めて受け入れてくれることの充実感。

ではなぜ尊敬するかといえば、話しがうまいからではなくて(それも素晴らしいスキルだけど!)、行動を見て、その裏の努力や価値観、考え方を感じとっているからだと思う。


おれは人付き合いにずっと苦手意識を持っていて、友達もほとんどいなくて、それでいいやと思って生きてきてしまったけれど、

いまの職場、そしてパルクール教室で出会った素晴らしい方々のおかげで考えが変わりつつある。


おれも会ったら嬉しい人になりたい。

人を元気づける人。

前向きになれる人。


長年続けたウエイトトレーニングは、まったく自分に向き合うだけの時間であったが、

新たに始めたパルクールも含めてこれからは、自分に向き合った時間の分だけ、人を元気つけよう。


強さってのは、そういうことかもしれないね。